おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。季節は桜🌸ですね、綺麗な色取りが街中に溢れています。ということで今日は久しぶりに外壁塗装の色についてお話したくなりました。わたくし梶川、カラーコーディネーターの立場から色についてお話させていただこうと思います。
今日は外壁塗装を行う際に、どのように色決めをしたら良いかをお話してみたいと思います。外壁塗装をするとその後の外壁塗装までに10年以上の間隔があることを考えると、外壁の色選びに迷ってしまいますね。後悔はしたくありませんし、かといって折角の機会ですので気分を変えてより素敵にしたい。私の話から何かヒントを掴んでいただければ幸いです。
外壁塗装はどんな色が良いか
外壁塗装であっても基本好みの色に塗って良いのは勿論のことですが、色の特性を踏まえて選んでいきましょう。
汚れが目立ちやすい色
外壁塗装においては、黒、白は汚れが目立ちやすい色となります。汚れの大半は塵、埃、黄砂、砂、泥、、などのアースカラーのものとなります。そのため黒色、白色はどうしても汚れとのコントラストがつきやすく、目立ちやすくなってしまいます。
では、汚れが目立ちにくい色は何色か
汚れがアースカラーであれば、やはり外壁の色もアースカラーの方が目立ちにくくなります。アースカラーとは、ベージュ、ブラウン、テラコッタ、カーキ、モスグリーン、ブルーなどの茶〜オレンジ、緑、青系のカラーで、地球の大地や植物など自然を思い起こさせる色のことです。 パステルカラーやビビッドカラーと比べて落ち着いた色調なので、自然な印象を与えてくれます。
色あせしやすい色は何色?
町を歩いていると、何故か色あせの激しい建物に出会うことがあります。色によって色あせしやすい、しにくいはあるのでしょうか。実は赤、青などの彩度のある原色は色あせしやすい色です。また、外壁に塗ると悪目立ちしやすく周囲の建物と調和が取れにくくなりがちです。そのような色は部分的に少量使いをして、アクセントとして取り入れるのが良いでしょう。
色あせしにくいのは何色?
色あせしにくいのはやはり、ベージュ、ブラウンなどのアースカラーです。アースカラーは周囲の建物との調和も取れやすく、また山や森、川や植物との調和も取れやすく外壁塗装には使いやすい色です。
実際の色選びのヒントになるのは何でしょう?
実際に色を選んでいく際は、是非お散歩がてらご近所の建物ウォッチングにでかけてみてください。その中でこれは良いなぁ、、といった配色を見つけて、ご自宅に塗装したときのイメージを膨らませてみてください。
もし皆さんのご自宅が景観のガイドラインが決められている地域の場合には注意が必要となります。外壁、屋根に使える色が制限されている場合があります。そのような地域の場合はコンビニエンスストアやパチンコ店でさえもその制限の中で色の規制を受けています。
イメージが決まったら、メインとなる色を決めてみてください。お勧めはアースカラーですから、ベージュ、ブラウン、テラコッタ、カーキ、モスグリーン、ブルーなどの茶〜オレンジ、緑、青系のカラーが良いでしょう。2色に塗り分ける場合も、喧嘩しない色を選んでみましょう。同系色の濃淡などはお勧めです。
ここまで決めたら是非カラーコーディネーターにご相談ください。
組み合わせや、雨樋や雨戸などの細かい付帯部の色をいくつかご提案させていただきます。この段階でどんどんイメージを膨らませていきましょう。ちょっとした組み合わせやアクセントが、全体のイメージを随分と変えていきます。ご遠慮なく相談してください。
カラーシュミレーションの注意点
カラーシュミレーションをご提示することもありますが、そのときの注意点をひとつ。カラーシュミレーションはあくまで全体のイメージを掴むもの、と思ってください。実際の色味に近づけてはいますが、全く同じ色味ではありません。
色見本の注意点
色見本で実際の色を選ぶ際の色の特質をお伝えします。小さな色見本の場合、外壁に塗った色の仕上がりは薄くなります。面積が大きくなると薄く見えるという色の特質にご注意ください。少し大きなA4サイズの色見本を用意していますので、この色見本を外で実際に外壁に当ててみると仕上がりがイメージ出来ます。
塗料の艶について
塗料によっては艶があったり、少なかったり、全く無かったり、、と様々なものがあります。同じ色で艶加減が選べるものもあります。最近の流れとしては、艶なしが人気が高いです。ちなみに(株)匠エージェント 梶川一推しの断熱塗料のガイナは、全製品艶なしです。マットな雰囲気が上質さを醸し出して、施工していただいたお客様に大変好評です。
実際の人気色は
近年の外壁塗装・人気色はどのようになっているでしょう。
●ベージュ
●グレー
●ホワイト
●ブラック
比較的明るい色が多いのですが、最近ではシンプルで都会的なイメージに仕上がるブラックも人気があります。
屋根塗装の人気色はどうでしょう。
●ブラック
●グレー
●ブラウン
●グリーン
外壁と違い濃いめの色が人気です。
色の心理的効果について
外壁にどのような色を選ぶかは個人的なことですが、色の特性として多くの人に共通の感覚、感情を持たれるということがあります。この特性を生かして、家のイメージを作ることも出来ます。
●暖かい(暖色系) 涼しい(寒色系)
●軽い(白色系や透明感のある色) 重い(黒っぽい色、暗い色)
●大きい(明るく鮮やかな色) 小さい(暗く濁った色)
●近くに見える(明るい色・暖色系) 遠くに見える(暗い色・寒色系)
●モダンなイメージ(ダークグレー・ブラック・ブルー・ホワイト・レッド等)
カジュアルなイメージ(オレンジ・イエロー・グリーン等)
また、木などの他素材が外壁に使われている場合は、その素材との組み合わせで生まれる雰囲気を最終的にどのようなものにするかを考えて色選びをすると良いでしょう。木部なども保護塗料の色を選べますので、是非ご相談ください。
まとめ
色々とお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。外壁塗装をする際の色選びは、外壁塗装全体の出来映えを左右する大変重要な過程です。また大変楽しい選定作業でもあります。
迷われることもあるかと思いますが、是非ご自身の持ってらっしゃるご希望を色の専門家カラーコーディネーターに話してみてください。大切なお宅をもっと大切にしたいと思えるお宅へ仕上げていくお手伝いをさせていただきます。
気に入った生活環境を作っていくことが、人生を豊かにすることに繋がっているのではないかなとこの頃考えます。色々な制約がある中で、より良い(お気に入りの空間)を作ることが実はリフォームの楽しさのような気がしています。
さて、本日は匠エージェントで花見に行こうという話になっています。色とりどりの町で、しばし楽しんできます。花より団子になりそうな予感もいたしますが、行って参ります!
北九州市の外壁塗装なら匠エージェントにお任せください。
株式会社匠エージェントは、北九州市を中心に、外壁塗装・屋根塗装を手がける専門店です。
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外壁塗装の色選びを失敗しない方法!カラーコーディネーターが解説!