吹付タイルとは?特徴や補修方法をご紹介

皆様、こんにちは!北九州市の外装リフォーム専門店「(株)匠エージェント」店長の梶川です、今日はお休みですが、ブログが癖になってしまっているようで少しだけお話しさせていただきます、このブログが皆様のお役に立てると思うと筆も進みます!


今日は北九州市もあいにくの雨で散歩は出来ませんでした、散歩する中でよくいろいろなお宅を目にします。皆様、家の外壁で、このような凹凸の模様のようなものをよく目にしませんか?

これは「吹き付けタイル」という工法で作られた外壁で、モルタル外壁の仕上げ方法の一つです。吹き付けタイルというネーミングですが、タイル工事ではなく塗装工事のうちの1つです。

タイルと聞くと、正方形のタイルが並んでいるのを想像するかもしれませんが、吹き付けタイルではタイルを使用するわけではありません。なぜ、タイル工事でもないのに拭き付けタイルと呼ばれるかというと、「硬化するとタイルのように硬くなる」、「タイルに代わる材料としてよく使用されるから」だそうです。諸説あり、みたいですが「なるほど~」と思いますよね。

最近は、外壁の仕上げ材としてサイディング材が用いられることが多くなってきましたが、吹き付けタイルもまだまだ根強い人気を誇る仕上げ材の一つです。吹き付けタイルは、最後の処理や色艶など、デザインのバリエーションが豊富なのが特徴です。例えば、スプレーの先端を調整することで模様の粒の大きさも変えられ、外壁全体の印象も変わってきます。今回はその「吹き付けタイル」についてお話します!


・吹付タイルとは


吹き付けタイルとは、一昔前に良く採用された塗装方法です。外壁塗装の模様吹き付け塗装の中の1つであり、別名、玉吹き塗装とも言われています。スプレーガンで模様吹きをして、表面が丸くボコボコした塗膜に仕上げます。

吹き付けタイルは複層仕上塗材と呼ばれるもので、塗料を下塗材、主材、上塗材と3回塗り重ねます。同様の吹き付け工法である、リシンやスタッコは塗料の中に骨材やセメントを混ぜていくのに対し、吹き付けタイルは骨材は入れませんので表面の仕上がりはザラザラすることはなく、凹凸はあるものの滑らかな仕上がりとなります。吹き付けた後に、ローラーで凹凸を潰す方法もあります。

また、サイディング外壁と違い、吹き付けタイルは習熟した塗装職人が施工します。スプレーガンを用いて吹き付けをしますが、綺麗で一定の模様に吹き付けをするには高い技能が要ります。一級塗装技能士の試験には、スプレーガンによる吹き付け技能の実技試験があるという程です。技術が低い職人や素人が吹き付けを行うと、模様がバラバラで粗が目立つ仕上がりになります。



「ボンタイル」とのちがいは?

吹き付けタイルと同様なモルタル塗装仕上げの事を「ボンタイル」と呼ぶこともあります。1963年に西ドイツより技術導入した内外装用の大盤美術タイルの正式名称がボンタイルで、それを参考に施工されていたものが吹き付けタイルと呼ばれるようになり、両方の名称が広まったようです。ボンタイルと吹き付けタイルは、現在ではタイルの名称、模様の名称の両方を指すことが多いです。ここでは吹き付けタイルとしてお話させていただきます。


・吹付タイルの特徴


吹き付けタイルは、下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程で仕上げる吹き付け工法です。タイルのような艶のある硬い仕上がりが特徴となります。表面は凹凸のある模様になり、塗材を吹き付けたまま仕上げる「吹き放し仕上げ」や、凸面を軽く押さえて平たく仕上げることも可能です。


吹き付けタイル仕上げのメリット


①バリエーションが豊富

吹き付けタイルはカラーや艶など、デザインのバリエーションが豊富なのがメリットの一つです。スプレーの先端を調整することで模様の粒の大きさを変えることができ、仕上がりの印象を変えることができます。また、仕上げの方法によってもイメージが違います。様々な仕上がりパターンから選びたい方や高級感のあるデザインにしたい方におすすめです。


②ひび割れや汚れに強い

吹き付けタイルは仕上げ材の中でもひび割れしにくく汚れに強いのも特徴です。これは3層から形成される硬い塗膜のためです。

さらに表面が滑らかで艶があるため、汚れが落ちやすいというメリットもあります。吹き付けタイルは外観を美しく維持しやすい仕上げになります。


③手作業よりも安価

吹き付けるタイプの仕上げはローラーやコテなどの手作業の仕上げより安価になります。これはスプレーガンを使用するため、短い時間で広範囲を施工できるためです。


吹き付けタイル仕上げのデメリット


①作業中の騒音が出る

スプレーガンを使用する際はコンプレッサーという空気を圧縮して送り出す機械を使うため、工事中はどうしてもコンプレッサーの機械音がしてしまいます。そのためお家が密着している住宅地の場合は特に注意が必要になります。


②塗料が飛散する

吹き付けをするとどうしても塗料が周りに飛び散ってしまうため、周りを汚さないように養生作業をする必要があります。また、塗料が飛散するためその分の塗料が無駄になってしまいます。同じ面積でもローラー仕上げよりも多めの塗料が必要になります。


③職人の技術が必要

スプレーガンを使用して均一に吹き付けるのには職人の技術が必要になります。しっかりとした経験がなければ模様にムラができてしまいます。仕上がりは外壁の見た目を左右するものなので、技術のある職人に施工してもらうのが安心です。弊社では一級塗装施工技能士の国家資格を持った塗装職人が施工しますので安心です。

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吹き付けタイルの耐用年数について


吹き付けタイルは使用する仕上げ材の塗料の種類によって耐用年数は変わっていきます。ここでは仕上げ材によく使用される塗料ごとの耐用年数についてお話します。弊社では90%のお客様がフッ素塗料を使用しています。これはトータル的に鑑みてのお客様の出した結果でした。


①ウレタン塗料

ウレタン塗料はウレタン系樹脂が主成分の塗料で密着力が高いため、様々な種類の表面に塗布することができます。剥がれにくく塗料の弾力もあるので木製の下地にも相性良く使用することが出来ます。ウレタン塗料で吹き付けを行った場合の耐用年数は約6〜10年となります。


②シリコン塗料

シリコン塗料はシリコン系樹脂を主成分としていて、外壁塗装に多く使用されている塗料です。耐候性や耐水性、耐熱性に優れているため屋根の塗装などにも使用することが出来ます。耐用年数は8〜15年とウレタン塗料よりも長くメンテナンス性にも優れていますが、ウレタン塗料よりも価格が高くなってしまいます。


③フッ素塗料

フッ素塗料はフッ素樹脂を主成分とした塗料です。耐久性にとても優れていて、カビやもなども生えにくいといった特徴もあります。

湿気の多い場所や日当たりの悪い場所等に使用するのがおすすめです。耐用年数も他の塗料よりも高く、15〜20年ほどになります。


吹き付けタイル仕上げが適しているのはどんな人?


外観に高級感を出したい人には、重厚感があって艶が目立つ吹き付けタイル仕上げがおすすめです。また、吹き付け工法は施工が早く人員も少なく済むので、低コストで塗り替えをおこなうことが可能となります。外壁塗装にあまりコストをかけたくない人なら、吹き付けタイル仕上げはおすすめです。


・吹付タイルの補修方法

吹付けタイル塗装で補修の必要な外壁はいっぱいあります。(株)匠エージェントは外壁などの塗装面をきれいにすることはもちろんのこと、 傷んだ吹き付け塗装外壁がいかに元通りになり、長持ちするかを常に考えております。 部分補修といっても、やっつけ仕事ではなくしっかりとした 下地調整が必要と考えます。傷んだ外壁の下地調整を行い、一度全面を平らに吹付け塗装します。 その後、玉吹きという模様付け(テクスチャパターン)を作っていきます。 吹付けの玉を吹き出して外壁のデザインを作るというわけです。


水の量、ガンの口の大きさによって、 パターンが違うので、 均一な模様にするには 熟練技術が必要です。 (株)匠エージェントは塗装面の美観と保護を最優先に、綺麗な現場を心がけております。 どうぞお気軽にご相談ください。 現場の難しさによっても金額が違うことがありますので、 まずはご相談とお見積もり、ご予算の確定からご相談に応じますので、 (株)匠エージェントをご利用頂ければと思います。

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まとめ


最近はサイディングの外壁が圧倒的に主流となってきましたが、吹き付けタイルはまだまだ弊社でも人気の高い外壁の仕上げ材です。吹き付けタイルは、ツヤのある玉のような模様を付ける特殊な塗装方法の為、多少の汚れは付きにくく、そして目立たなくさせる大きな利点があります。塗膜も厚いので、外壁を外的刺激から守ってくれる効果も発揮してくれます。また、適切なタイミングで塗り替えを行えば、その耐久性が復活します。

吹き付けタイルは職人さんの技術がはっきりと出てしまう工法です。綺麗な仕上がりを目指すのであれば、「安心の出来る業者選び」から検討してください。腕の良い職人に仕上げてもらわないと、「手間がかかる補修は上手くできない」ということです。一級建築塗装技能士はもちろん、ほかにも熟練した良い職人がいますので安心して(株)匠エージェントにご相談ください。




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