一般的な塗料は、「表面を綺麗にする」、「サビから守る」、「外壁を長持ちさせる」などの効果がありますが、ガイナ塗料はその効果の上に「断熱効果」「遮熱効果」を併せ持ち、夏の暑い日差しの熱射を反射して、部屋の中に熱がこもらない様にする機能があります。
ただ、この様な機能や「ガイナ塗料の良さ」をお客様にオーバートークする業者によってお客様の期待値がどんどん上がり、結果的に「思ったよりも効果が感じられない」という様な印象を与えてしまう事例もあります。
ガイナ塗料の良い特徴はもちろん、デメリットや、他の塗料との比較による費用や効果の違いも学んで頂ければと思います。
ガイナ塗料の3大効果
ガイナのオフィシャルサイトでは、5つの大きな効果をPRしています。
1・寒さ対策⇒断熱・保温
2・暑さ対策⇒断熱・遮熱
3・騒音対策⇒遮音・防音
4・臭い対策⇒室内空気改善
5・さらなる効果⇒防露・耐久・安全・不燃
それでは断熱塗装工事専門店の立場として、遮熱、防露、高耐久をここで説明します。
効果その1:遮熱効果
遮熱塗料はガイナ塗料だけではありません。
ではなぜ、ガイナ塗料がここまで注目されているのでしょうか。
ガイナ以外の遮熱塗料は、塗膜表面での反射性能によって遮熱しますが、ガイナは下記4つの遮熱効果があります。
性能 と効果
高反射率 太陽光の近紫外線を90%反射
高放熱性 塗膜の熱の95%を遠赤外線にて放射
低熱伝導性 熱の侵入を抑える
小比熱容量 熱を溜め込まない。
効果その2:防露効果
「防露効果を実感されているお客様が多い」というお話は、ガイナを施工した施主様もおっしゃっていました。
結露がひどい内装をガイナにしたところ、なくなるまではいかないものの、大分軽減したのは間違いありません。
結露は、室内温度よりも壁面温度が低い時、空気中の熱が壁面に移動し、空気中の水分が付着するもの。
ガイナを内装壁に塗装することで、壁面が室内温度と同じに近づくので、温度差が小さくなり、結露が起きにくくなるという仕組みです。
実際の施主様の声としても「軽減されている」という声を聞くと、やはり効果があると思われます。
効果その3:高耐久効果
ガイナは一般の塗料の、2倍から3倍長持ちすると言われています。
この期間については、ガイナを販売するメーカー担当者のお話では、「様々な住環境の中で20年はもちません。15年前後が多いでしょう」というお話です。
正直なお話をされます。そこが信用できるところなんですよね。
もちろん20年もつ住宅もあるかもしれませんが、一般的に住宅の外壁や屋根は塗膜にとって厳しい環境も存在します。
しかしこれは、他の塗料を塗装しても同じ事が言えます。
その中でも高耐久のガイナは、ライフサイクルコストを考えた場合、塗り替え回数を削減出来、トータルコストを削減する効果は期待出来ます。
会社の事務所内もガイナ塗料で施工されているケースもあります
ビニールクロスの代わりに(ビニールクロスの上からでも塗れます)塗ると、調湿効果と、保温効果があり、エアコンが効きやすくなったり、消臭効果もありますし、結露も防いでくれる効果があります。
実際に結露でお困りのお客様にガイナ塗料をおすすめしたところ、「冬場の結露がひどかったんですが、100%無くなることは無いにせよ、かなり改善されました。」という会社様もありました。
ビニールクロスは湿気を吸いませんので、暖房器具を入れるとどうしても結露してしまいます。
ガイナ塗料は珪藻土や内装材に近く、湿気を吸収してくれます。
湿気を吸ったからといって、中でカビたり腐ったりという事はありません。
ガイナ塗料はどの塗装会社でも扱える訳ではない?
塗装会社がガイナ塗料を仕入れるのに、特別な条件を満たさないといけないという訳ではありません。もちろん弊社はその厳しい条件をクリアしております。
だから、どの会社さんでも、断熱塗料ガイナを取り扱える訳ではありません。
北九州でもガイナを取り扱っている会社はわずかです。
その中でも、北九州の断熱塗装専門店の(株)匠エージェントは、経験も実績も豊富なので安心です。
外壁から屋根、そして内装まで幅広く施工させて頂いております。
ガイナ塗料の「実際」の耐用年数について
ちなみにガイナ塗装の耐用年数は15年から20年と言われていますが、実際に一般住宅向けに販売されている塗料で「20年もつ塗料」は基本的には無いという考えが自然かもしれません。
いろんな諸条件などの暴露試験では「もつ」のかもしれませんが、実際の施工現場は条件がそれぞれ違います。
ですので、ガイナ塗料の耐用年数をお客様に「20年」とは言わず、せいぜい「15年くらい」とお伝えする位がちょうど良いのです。
通常新築の場合、アクリル(6年くらい)やせいぜいウレタン塗料(8年くらい)で塗られていますので、それらに比べると当然ガイナ塗料は長持ちします。
あと、ガイナ塗料は元々ツヤがないので、他のツヤのある塗料に比べて劣化の具合が分かりにくいという印象をお客様に与えます。
例えばシリコンで外壁塗装すると、塗った当時はピカピカ光って艶があるんですが、何年か経過すると、徐々にその艶が無くなってきます。
そこでお客様は「劣化してきたな、古くなってきたな」と感じるんですが、ガイナはそれがわかりにくいので「もつ」という印象をもたれるのかもしれません。
下の写真は、北九州市小倉南区でコロニアル屋根瓦と窯業系サイディング外壁材に、断熱塗料ガイナを塗った事例です。
とても落ち着いていますよね・・・
ガイナ塗料のお客様が実際に体感している効果No.1は?
一番声が多いのは、「夏の暑さが和らいだ」、つまり「遮熱効果」です。
お客様がガイナ塗料を導入する目的としては、この「暑さを和らげたい」というご希望が多いのですが、機能とは別で美観上の利点もあります。
一般的な塗料はどうしても「塗装しました!」という感じの艶でピカピカになります。
「ウレタン」や「シリコン」など一般的に使用される塗料は、「艶を抑える薬」を混ぜて艶を抑える事は出来ますが、完全な艶消しにはなりません。
ガイナ塗料は艶消し塗料ですので、「いかにも塗装しました!」という艶を気にされる方がガイナ塗料を選ばれる場合も多く、「艶消し」をご希望されるお客様がガイナ塗料を選ばれる方も多くいらっしゃいます。
実際にガイナ塗料を利用された施主様の感想
断熱効果という部分では、お客様の価値観に左右される所ではありますが、実際の声としてガイナを塗って後悔されているという声は聞いたことはありません。
実際にガイナを塗ったお客様は、「遮熱効果、断熱効果が体感できている」「内装にガイナを塗ったら結露が大分軽減された」と言って頂く方が多いです。
美観上の感想ですと、和風の造りのお家で「塗り壁」風の艶消しの外壁や寿楽壁の内壁にガイナを塗って大変喜ばれたお宅もあります。
下の写真は、北九州市戸畑区で和室寿楽壁の上から、断熱塗料内装用ガイナを塗った事例です。
ガイナ塗料に対する悪い口コミについて
ガイナ塗料に対しての悪い口コミは一般のお客様だけでなく、同じ業界内でも「ガイナ否定派」がいます。
やっぱり、艶消しでマットな仕上がりですので、「汚れる」という印象が強いのかもしれません。
ただ、長い施工実績や、メーカーの見解からも、あまり汚れは付きません。
当然内装にガイナ塗料を塗れば、手垢とか付きますし、それが黒ずんできたりももちろんしますが、対応策はありますし、壁紙だとて同じことです。
外壁はいつも触る訳ではありませんので、雨風当たった時に静電気が起きなければ基本的に汚れは付きません。
普通の樹脂系の塗料に比べると理論的にも汚れは付きにくいです。
その辺りの事を業者さんの中でも、勘違いされている方もいらっしゃいますし、もしかしたら、施工が難しいので遠ざけているのか、ガイナを購入できないので否定されているのかもしれません。
ガイナは「断熱材」ではなく「断熱塗料」
一般のお客様でも、「ガイナに断熱効果が無いのでは?」とネットで口コミされている方もいらっしゃいます。
これもケースバイケースだとは思いますが、あくまでもガイナは「断熱塗料」といっても「断熱材」ではありません。
数ミクロン、数十ミクロンという世界の話ですので、ガイナ塗料を塗れば、劇的に寒かったのが暖かくなって、暑かったのが涼しくなるのかというと、そこまでの大きな効果というのは無いと思って下さい。
ただし、ガイナ塗料を塗る事によって、軸組の木造住宅で2階の屋根がカラーベストとか、屋根が金属ですと、熱が2階にこもって暑くなるんですが、そういった状況ではかなり暑さを軽減出来ると思います。
下の写真は、北九州市小倉北区で折半金属屋根とバルコニーFRP屋根に、断熱塗料ガイナを塗った事例です。
確かにこれまでの売り手側にも問題はあるかもしれません。
表現方法として、「屋根にガイナ塗れば涼しくなりますよ」というようなオーバートークをしてしまうと、「期待したほどではなかった」という感想を持たれるかもしれません。
例えば、鉄筋コンクリート造の屋上のコンクリートが打ってある様な場所にガイナ塗料を塗っても、それ程効果は出ません。
元々RC造(鉄筋コンクリート造)で作ってある建物は、元々気密性は高いですし、その表面に断熱塗料ガイナを塗ったからと言って、そもそも変わるものではありません。
逆に、気密性の低い建物や金属系の部材ほど効果はあると思います。
防音効果についても「ある」とは思いますが、断熱同様、分かりにくい所ではあると思います。
ただ金属屋根をガイナで施工した施主様からは、遮音効果はあるという声を頂いております。
お客様の「効果が感じられない」というネットの声があったり、ガイナを販売している日進産業自体が昔から何十年もやっているという会社ではないという事もあり、そういった「信用性」といった部分ではもしかしらた低いと感じるかもしれません。
ガイナ塗料に対する不満の声は?
ただ、実際に数年間ガイナ塗料を使用してきた専門店だる弊社の経験値として、不具合を起こしたという事はありません。
お客様から不満のお声も聞いたことはありません。
いわゆる「遮熱塗料」、「断熱塗料」といろいろ出ていますが、その中でも一番効果が高いのがガイナだと思います。
当然遮熱塗料と言うのは、夏場は熱線反射するので、若干涼しくはなるんですが、冬は逆に寒くなるという現象が起きてしまいます。
ですので、そういった意味でも「遮熱塗料」を塗るより「断熱塗料ガイナ」を塗った方が良いと思います。
ガイナは屋根や外壁からの冷気を遮るという効果がありますので・・・。
ガイナ塗料は素晴らしい塗料には間違いありませんが、売り手側がオーバートークしすぎて、お客様の期待値をどんどん上げる様な事はしてはいけないと思っております。
あくまでも「塗装」であり「仕上げ工事」ですので、売り手側である私たちもも施主様も、その点を正しく認識された上で、ガイナ塗料をご検討されるのが良いかと思います。
下の写真は、北九州市小倉北区で内装壁紙に、断熱塗料ガイナを塗った事例です。
さいごに
ガイナ塗料に限らず、売り手によってオーバートークする業者、デメリットも話してくれる業者がいるという事です。
これは外壁塗装を検討する上で気を付けなければならない事ですよね。
ネットの口コミで言われているのは「説明された通りの効果を感じない」という事です。
これだけNHK放送などを通して普及して認知を得ている塗料なので、なおかつ適正に取り扱っている会社さんのお客様はガイナ塗料を絶賛されています。
この様な高機能塗料を選択する場合は、特に最高の業者に依頼したいものです。
「北九州の断熱塗装専門店(株)匠エージェント」は、ガイナ塗装の実績が豊富な会社として、メーカーから一定の評価をされています。
しかも弊社から無料でオンリーワンのご提案を受けることが出来ます。
ぜひ他の塗料と比較してみて下さい!