足場の必要性を解説!塗装工事で足場が必要な理由は?

おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。塗装工事で必ずといっていいほどお客様から多い質問があります。それは足場です。


「足場って絶対に必要なの?」


こういった悩みを持っている人は多いでしょう。街中や住宅街の外装工事でよく目にする足場にはどのような役割があるのでしょうか。足場代の金額が高いため、足場を設置せずに塗装をできないのか、最小限にできないのか、といったことが気になる人もいるかもしれません。そこで今日は、外装工事における足場の必要性と、設置の際にかかる費用相場などを解説します。足場設置で注意するポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。



塗装工事で足場が必要な4つの理由


塗装工事で足場が必要な理由は次の4つです。


❶職人の安全確保のため

❷作業効率を高めて工期を短くするため

❸洗浄水や塗料の飛散防止のため

➍安定性を確保して施工ミスを減らすため

それでは次に足場が必要な4つの理由を詳しくお話しますね。


職人の安全性を確保するため

厚生労働省が定めている「労働安全衛生規則」では「2メートル以上の高所作業では安全な足場を設ける必要がある」と定められています。一般的な二階建て住宅の屋根の高さが6~8mですので、転落すると大怪我は免れません。場合によっては死亡事故に繋がります。塗装職人を守り、塗装工事を気持ちよく終わらせられるように足場は必ず設けなくてはいけません。


❷作業の効率性を高めて工期を短くするため

慣れた塗装職人であっても、高所作業は常に危険を感じることとなります。そのため、地上と比べると作業効率は悪くなります。足場を設けて危険を排除することで、職人の作業効率を高め、工期を短くすることができます。


❸洗浄水や塗料の飛散を防止するため

足場の外側に取り付けられている養生シートは、洗浄水や塗布塗料の飛散を防止するためのものです。汚れを落とす「高圧洗浄」の作業では、汚水や塗料が近隣住宅の壁や窓やマイカーに飛散しかねません。塗料が飛散すればトラブルになるでしょう。近所トラブルを避けるためにも足場は設ける必要があります。


➍足場の安定性を確保して施工ミスを減らすため

足場を設けて安定性を確保することで、塗装職人は作業に集中できます。高所で施工ミスのない正確な作業をおこなうには、安定した足場が欠かせません。



塗装工事で使う足場の種類と費用相場


塗装工事で使用する足場は、大きく分けると4種類あります。


❶ビケ足場(くさび式緊結足場)

❷枠組足場

❸単管ブラケット足場

➍単管足場


それでは4つの足場の種類と費用相場を次にお話します。


❶ビケ足場(くさび式緊結足場)

近年において主流なのが「ビケ足場」です。組み立てやすく解体もしやすいのが特徴です。職人が立つ「踏板(ふみいた)」の幅が広く、揺れも少ないことから人気の足場です。ただし、外壁と塀のスペースが90㎝ないと組み立てられません。費用相場は600〜1,200円/平方メートルです。


❷枠組足場(わくぐみあしば)

ビケ足場と並んで人気なのが枠組足場です。高く組むことができるので高層ビルや大きな建物の建設に使用します。足場部品が大きく、組み立て作業も大掛かりなので、一般住宅で使用されることは滅多にありません。費用相場は1,000〜1,500円/平方メートルです。


単管ブラケット足場

単管ブラケット足場は組み立てに必要なスペースが40㎝あれば足ります。このため、ビケ足場が組み立てられない場合に使用します。単管ブラケット足場は、金具を用いて現場でパーツを組み立て、すべてのボルトをしっかり締めないといけないので、時間と手間がかかります。費用相場は700〜1,000円/平方メートルです。


単管足場

単管足場は「単管(たんかん)」という鉄パイプだけで組み立てる足場のことです。職人が立つための踏板はありません。転落する危険性が高いので近年では滅多に使用しません。費用相場は600〜800円/平方メートルです。




足場に関する注意点


今まで足場を設置する必要性や足場の種類についてお話してきましたが、足場を設置する際に注意すべきポイントについても知っておきましょう。


❶防犯面

❷日常生活への支障

❸近隣への配慮


それでは3つの足場に関する注意点(ポイント)を次にお話します。


❶防犯面

足場と飛散防止ネットを設置すると、家の中が外から見えにくくなるため、防犯面での注意が必要になります。足場を使って2階の窓から家に侵入することも可能なので、空き巣に入られたり、外からの死角を狙って犯罪が起こったりすることのないようにしたいですよね。外出時や就寝時は1階だけではなく2階も含めて全ての窓を施錠するように確認するようにしましょう。弊社は希望される施主様に対して補助錠の貸し出しを行っています。貸してほしい場合には相談するようにしましょう。


❷日常生活への支障

屋根や外壁の修理、塗装を行っている間は、家の上や家の周りの足場を塗装職人が常に動き回っています。家族のために行ってくれている作業ではありますが、普段通りの生活を送りづらく感じることもあるかもしれません。窓やカーテンを開けると外からの視線を感じるため、なかなか開けられなかったり洗濯物を外に干しにくかったりと窮屈に感じる人もいますよね。工程が終わった箇所から養生を剥がしてもらうなど、要望がある場合はしっかりと職人に伝えておくようにしましょう。また伝えにくい場合は担当者に伝えておきましょう


❸近隣への配慮

足場を設置する際には、近隣とくにお隣様への配慮が何よりも大切です。足場や飛散防止ネットを設置することの必要性の一つにも近隣への配慮があげられますが、足場を設置するまでに近隣の方に迷惑を掛けることがあっては元も子もありません。設置する際に大きな音がする可能性がある場合はその旨を伝えておく、作業日程が決まったら早めに伝えておくなどの配慮を行うようにしましょう。もちろん塗装業者の方から事前挨拶は行いますが、前もってひと言声をかけておくことで、後々のトラブル防止になるほか、ご協力いただきたい場合も話がスムーズです。また敷地の大きさによってお隣の敷地内を借りて足場を組む必要性が出てくる場合もありますので、お隣様とのコミュニケーションは欠かせません。



まとめ


屋根の修理や塗装を行う際には、仮設足場を設置する必要があります。その必要性として、安全性の確保、作業の正確性、近隣への配慮があげられます。職人は高いところに登る作業に慣れているとはいえ、安全性の確保できない場所では正確に作業を行うことが難しいですよね。塗装職人さんの安全性を確保するため、施工不良が起こらないためにも、仮設足場の設置を拒否するようなことのないようにしましょう。


北九州市の外装リフォーム専門店「(株)匠エージェント」は、外装リフォームのリフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)です。北九州市とその近郊で屋根工事や外壁のリフォーム、塗装工事をご検討の際はぜひお気軽に梶川までご相談ください。電話やメールでのお問い合わせもお待ちしております。



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