雨樋の交換メンテ費用は?雨樋の必要性や種類・修理方法まで解説!

おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。唐突ですがどの家にもどのアパートにも雨樋って存在しますよね。身近にある雨樋ですが、自然災害が起きた時や壊れたときに


「雨樋修理したいけれど・・相場ってどのくらいなんだろうか...」

「以前、業者に工事の依頼をしたら、ぼったくられてしまった...」

「もう最後なので、住宅工事で失敗したくない...」


そんな風にまずは考えると思います。そんな不安から解放されるために今日は雨樋の種類・交換方法・交換費用相場等をお話します。失敗しないためにも、必要な知識ですので最後までお付き合いくださいますよう、宜しくお願い致します。



雨樋(あまどい)とは


それではそもそも雨樋(あまどい)とはどのような設備なのかを、簡単に紹介しておきます。雨樋(あまどい)は、屋根の周りの軒先を沿うように取り付けられた軒樋(のきどい)が、屋根を流れてくる雨水を受け、下水や地上に流す設備のことです。家の設備としては目立たない存在の雨樋(あまどい)ですが、もし家に雨樋(あまどい)が設置されていなければ、どのような問題があるのでしょうか。家の外壁や基礎の劣化だけじゃなく近隣トラブルになるリスクもあります。破損した雨樋(あまどい)を放置していると起こる可能性があるトラブルやリスクを考えてみましょう。


破損した雨樋(あまどい)を放置した場合のリスク


・外壁のひび割れの原因になることもある

雨樋(あまどい)で雨水を受け下水や地上に流すのには、「水の浸入を防いで建物の劣化を防ぐ」という大切な役割があります。そのためもし雨樋(あまどい)が破損してしまっている場合、外壁のひび割れの原因になることもあるため注意が必要です。


・地面に雨水が溜まることで建物の基礎が劣化しやすくなる

また、地面に雨水がたまることで建物の基礎が劣化しやすくなることも考えられるため、雨樋(あまどい)の破損は早めに修理しておかないと、家自体に大きな問題が生じてしまうかもしれません。


・隣家に雨水が流れてしまいご近所トラブルになることも

自宅だけの問題ですめばよいのですが、隣家に雨水が流れてしまいご近所トラブルになる可能性も考えられます。雨樋(あまどい)が多少破損していても大丈夫と軽く見ることなく、破損に気がついたときには早めに修理を依頼するようにしましょう。



雨どい修理の必要性


雨樋が壊れてしまった。雨樋からポタポタ水が落ちてきたなどの不良の状態になったとき、あなたは修理しますか?雨樋を修理しないと壁の劣化、基礎の劣化に繋がり、そこからシロアリなどの2次被害になる可能性もあります。しかし、そんなときに雨樋って修理するのにどのくらいの金額になるのだろうと悩むと思います。家の外壁とかだと相場はわかりやすいです。理由は簡単です。ペンキを家に塗るだけだからです。工法がほぼ決まっています。一方雨樋修理の場合は金具を交換するか金具の間隔をどのくらいの間隔で開けるのか、そもそも交換しないで調整だけ行うのかなど作業方法によって大きく金額が変わってきます。なので一概に金額が安いからお願いしようなんてことは考えないことをお勧めします。安い場合は安い理由があることが多くあります。


2018年3月に、弊社が雨樋修理を担当したお客様がいました。お見積もりをさせていただいた結果、前にお願いした業者より費用が高いから安くしてほしいとお客様からお話しをされました。

なぜ、こんなに安いのだろうと疑問に思い雨樋修理の工事箇所を確認すると理由はすぐに分かりました。理由は雨樋の金具を交換していなかったのです。つまり、既存の雨樋を外し新しい雨樋を乗せ換えているだけの工事だったのです。安いのが当たり前です。そして、根本的な解決に一切なっていないので雨樋をもう一度修理することになりお客様は結果として高い費用を払う形になったのです。なので、あなたが雨樋工事に失敗しないように、騙されないようにするために、雨樋工事の方法と相場がどれくらいなのかをお話していきます。



雨樋修理の種類


雨樋修理の種類は大きく3つあります。


❶雨樋交換 金具交換

❷雨樋交換 金具未交換

❸雨樋未交換 金具未交換


続いては雨樋の種類をそれぞれ説明していきます。


❶雨樋交換+金具交換

雨樋交換 金具交換を行う工事は現状の雨樋がどのような状況になっていても対応することが可能です。雨樋と金具を全部取り換えるので、根本的な解決になります。ただし、費用面だと一番高額になります。


❷雨樋交換+具未交換

この方法は割安で治すことができます。築8年以内で台風で物が当たってしまって雨樋が破損してしまったなどの被害の場合は 雨樋交換、金具未交換で修理することをお勧めします。しかし、築9年以上である程度劣化してしまった金具の場合は金具が劣化しているのでこの方法で修復を行ったとしても金具の勾配などがくるっている場合は交換しても症状の解決につながらない場合などがあります。


❸雨樋未交換+金具未交換

雨樋未交換+金具未交換だとあまり工事を行う意味はありません。1~2年もてばいいよとお考えの場合は、この方法をお勧めします。雨樋未交換+金具未交換で治す方法はコーキングで治す、もしくは針金などで持ち上げるなどになります。根本的な解決は何もないのであまりお勧めはいたしません。



雨樋修理の相場


続いてはもっと金額面にフォーカスして記載します。


❶雨樋交換+金具交換

❷雨樋交換+金具未交換

❸雨樋未交換+金具未交換


続いては雨樋修理の相場をそれぞれ説明していきます。


❶雨樋交換+金具交換

雨樋交換+金具交換作業を行う場合は費用が1mあたり6千円~1万円が相場になってきます。意外と高いと思われる方もいらっしゃいますが、それには理由があります。それは、金具を取り外す作業があることです。これは、ものすごく繊細で時間がかかります。

雨樋金具は基本4本のビスで止まっているケースが多くあります。

つまり、雨どいの金具が50個あるお家だと200個の金具を取り外す作業が必要になってきます。そうすると、時間が多くかかってきます。なので1mの雨樋にかかる時間が増えるので金額が高くなってしまうのです。また、現在の屋根の形が寄棟の場合は、勾配を全体を考慮して雨樋を取付ける必要があるので時間がかかるため金額が高くなる場合があります。


❷雨樋交換+金具未交換

雨樋交換+金具未交換作業を行う場合は費用が1mあたり3千円~5千円が相場になってきます。この方法は割安で治すことができます。ただし、金具がすでにダメになってしまっている場合はこの工事をおこなってもあまり意味はないです。


❸雨樋未交換+金具未交換

雨樋未交換+金具未交換作業を行う場合は費用が1mあたり1千円~2千円が相場になってきます。ただし、一時的に修復しているだけなので結果として高くつく可能性があります。



雨樋(あまどい)の修理や交換は約4日~6日



おおまかな費用がわかったら、次に気になるのは工事にかかる日数ではないでしょうか。どんな工事でも長く日数がかかるだけ費用が高くなりがちなので、日数が気になるのは当然です。実は、雨樋(あまどい)だけの工事であれば、それほど長い日数は必要がなく、その分コストも安くすみます。一般的に雨樋(あまどい)の工事に必要とされる日数を、ご紹介しておきましょう。


・清掃 数時間~1日程度

・ひび割れ補修/一部パーツ交換 数時間~1日程度

・雨樋(あまどい)全体の交換 1~2日程度

・仮設足場 2~3日程度


先程お話しましたが、雨樋の工事は高所作業となるため、安全に施工するためにはしっかりと足場を設置する必要があります。足場は作業が1階だけなのか、それとも2階での作業もあるのかによって設置にかかる時間が異なります。また家の外周距離が長ければ、それだけ時間もかかるでしょう。しかし雨樋の工事は、足場を組んでさえしまえば、さほど日数をかけることなく手軽に行える工事です。必要な日数が気になる場合には、見積もりを取る段階で確認しておくと安心です。



雨樋修理や交換には火災保険が適用できる場合もある


雨樋(あまどい)の修理や交換の前に確認しておきたいのが火災保険。事前にチェックしておきましょう。


❶火災保険に加入している場合で、自然災害で雨樋が壊れた場合は保険が適用されることがある


火災保険に加入している場合、自然災害壊れた雨樋の修理には保険が適用されることがあるのをご存じでしょうか。実は火災保険は、火災に遭ったときだけではなく、落雷や風災、雪災、水災などの自然災害での損害も補償する内容となっていることが多くあります。


❷台風や雪の多い地域は雨樋が壊れることが多く、大半の人が火災保険に加入していることが多い


とくに台風や雪の多い地域は雨樋が壊れることが多く、大半の人が火災保険に加入しているため、火災保険で修理や交換ができる可能性があります。もし被害に遭ってしまった場合には、まず加入している火災保険が自然災害をカバーしているか確認してみましょう。


❸火災保険の適用は、加入している保険会社と修理を依頼するリフォーム会社に確認する


加入している火災保険が自然災害をカバーしていたとしても、台風や雪での破損ならすべて保険で補償されるというわけではありません。加入している保険や、被害の範囲などによって、補償される範囲が異なる可能性が考えられます。そのため、火災保険を適用して雨樋(あまどい)の修理や交換を行いたいときには、加入している保険会社と修理を依頼するリフォーム会社に確認を取ることが大切です。



さいごに


雨樋には、住宅やそこに住む家族、近隣の人々を守る大切な役割があります。壊れた状態を放置してしまうと、暮らしにも悪影響が生じるかもしれません。雨樋の修理は施工経験が豊かなリフォーム会社に依頼をするのがおすすめです。雨樋の気になる不具合を感じたら、早めに適切な修理をして、快適な住まいと暮らしを守りましょう。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』には経験と知識が豊富な技術スタッフがいますので正しい交換方法のご提案をさしあげます。雨樋交換でお悩みなら梶川までご相談ください。





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