大雨の時の雨漏りの原因について

梅雨や台風。大雨の時だけ起きる”雨漏り”とは


北九州の外装リフォーム(雨漏り)専門店の店長 梶川です。

2月に入ってから梅雨のように雨が続いています。夜間時の大雨も多いですよね。皆さまで大雨の日だけ雨漏りが起きる!と悩んではいませんか?小雨や普段のパラパラと降る場合には雨漏りしないのに、


強風を伴う雨や強烈な強い雨のときだけ雨漏りが繰り返す

●何が原因なのかわからない


そんな雨漏りの現象に悩まされている方は実は多くいらっしゃいます。今回は、台風や梅雨時など、大雨の時だけ雨漏りする原因やその対処方法や事例をご案内していきます。


大雨の時だけ雨漏りする理由は大きく”3つ”


大雨の時のみ起きる雨漏りは、結論から言えば既に雨漏りが悪化している状態といえます。逆に言えば、これから雨漏りがさらに悪化していく初期症状と捉えることができます。大雨の時のみ雨漏りするということは、既に大きな雨漏り原因があって雨漏りが発生している場合が多く、そのまま放置しておくと様々な場所で雨漏り症状が進む原因となったり、さらに広い範囲で目に見える形を伴い、雨漏りになってしまう場合もあります。大雨の時の雨漏り原因としては、よくある具体的な雨漏り発生源(雨水浸入箇所)として、次のような箇所が挙げられます。


●サイディング(外壁)をつなぐ、コーキング(シーリング)剤の劣化

●外壁にできてしまったクラック(ひび割れ)

●外壁・屋根の部材劣化


大雨で突発的に雨漏りする場合、そもそも特定自体は難しいのが正直なところです。が、これら3つが主要な雨漏りの原因となっている場合が多く見受けられます。次に、これらを一つ一つ説明しましょう。


①コーキング(シーリング)剤の劣化が原因

大雨や強風の際に雨漏りする原因として、コーキング(シーリング材)の劣化によるものはかなり多くあります。例えば、一般的な木造住宅や軽量鉄骨住宅の多くは、外壁にサイディング材(サイディングは、セメントと木質系成分を混合して製造される人工の外壁材)を使用しています。このサイディング材とサイディング材の目地に打ち込んであるゴムのようなものがあります、それがコーキング(シーリング)と呼ばれる部分です。このコーキング、外壁だけではなく、窓枠やサッシ周りにも使用されます。


コーキング(シーリング材)は、直接外気にさらされることも多く、どうしても経年劣化します。劣化が進むと、ひび割れや剥離が発生し、その隙間から雨水が浸入する原因となります。しかし、明らかに目に見える形ではなく、一気にひび割れや剥がれが進むわけでもありません。徐々に、徐々に劣化していくことが多いのです。そのため、少量の雨であれば雨水はそこまで住宅内部に侵入しません。しかし、大雨や強風を伴う雨の場合は、隙間や剥離した部分に雨水が侵入し、結果雨漏りになるといったことが起きます。ぜひ一度、ご自身の住宅の主に「外部のサッシ周り」「外壁のコーキング」を確認してみてください。気が付かないうちに、ひび割れや剥がれが出ていないか一度じっくりご覧ください。


②外壁のクラック(ひび割れ)が原因

この場合の”外壁”は、モルタル壁や先の”サイディング材”を使用した外壁であるケースが多いです。サイディングはデザイン性、コストなど様々な面で非常に優秀な外壁ですが、劣化し、ひび割れてしまう場合があります。モルタル壁は乾燥を繰り替えしていくうちにひび割れを起こすケースがあります。


外壁にひび割れが発生すると、既にご想像いただけると思いますが、強風や大雨の時に内部に雨水が浸入してしまい、それが原因で雨漏りする原因になることがあります。また、外壁にひび割れが発生すると、慢性的に水分が外壁内にたまった状況が出来ることにもなりえます。


数日たってから雨漏りする原因となるパターンも、この外壁のクラックによる可能性があります。単純に水が落ちてくる”雨漏り”だけでなく、カビや染み、腐食が発生して家の住人の健康被害につながる可能性もあります。外壁のクラックは気づいたら放置せず、すぐに外装リフォーム業者にご相談いただくことをおすすめします。

外壁・屋根の部材劣化

③外壁や屋根は塗装や葺き替えや張り替えなど、メンテナンスが非常に大切です。新築や中古限らず、購入したご住宅は、10年程度で一度点検をすることをお勧めしています。外壁や屋根のメンテナンスや再塗装をしていない場合、塗料の劣化や屋根の部材や屋根自体、外壁の劣化など、様々な劣化が進んでいる可能性があります。このとき、部分的なクラックや劣化だけではなく、様々な原因がミックスされて雨漏りが発生していることが多くあります。その為、問題が起きてしまう前に、数年に1度は外装リフォーム専門業者にお願いして点検を行うことをお勧めします。ただ大体は家を新築した建築会社やハウスメーカー・工務店などが点検作業は行っているのが一般的です。


雨漏り対策は”雨漏りの専門業者”へ


雨漏りと言うのは非常に原因の特定が困難です。どこから雨漏りしているのか、特定することは一般的には難しいものです。今回の内容は、その中でも比較的強風時や大雨時の雨漏りの原因となりやすいものをご紹介しました。しかしながら、確実な原因の特定と対応は最終的には雨漏り対応の専門業者にご依頼いただくとこがベストです。北九州の外装リフォーム専門店(雨漏り)(株)匠エージェントは、長年のノウハウと技術の導入で、どの部分から雨漏りしているのかを目視や雨漏り専用の機材、技術を使用し、原因を特定します。


雨漏り修理をご依頼される際は、原因の解決はもちろんのこと、その後のトラブルを最大限防ぐためにも、ぜひ雨漏り診断士のいる弊社にご用命くださいませ。



弊社で実際にあった事例のご紹介


平成最後の年に福岡県遠賀郡岡垣町で実際にあった事例をご紹介させて頂きます。その家は木造ツーバイフォー住宅でハウスメーカーMホームでした。最近はよく見かける総2階建て築30年の家でした。最初の印象はモルタル外壁に一度も塗装メンテナンスをしていないように見えました。ただひび割れを直した形跡が2面に多く見られ、実際に雨漏りが発生しているのは、その一面である西面のみということでした。


大雨や強風時に起きる雨漏りで、1階リビングの中蓮窓天井部から雨漏りが発生するとのことでした。見てみる限り、他の窓からは雨漏りは起きていません。1つの窓からのみでした。雨漏りが起きている中蓮窓の西面には隣家がなく、強風時には直に風が当たっているような形跡のひび割れが多数ありました。さらによく見てみると細かい髪の毛の太さくらいの0.3㎜以下のヘアクラックも壁一面に多数あり、ここ全体を疑って仮設足場をかけ散水調査を行いました。以前からあるひび割れは既にほかの雨漏り業者が直していて、一見すべて奇麗に補修されているかに見えましたが、2階の外壁部分の軽微なひび割れから根気よく散水した結果、水が浸出しました。同じ高さのひび割れから雨漏れしたのではなく、2階の上から壁内を伝って1階リビング中蓮窓まで雨水が進出していたというわけです。すべての軽微なひび割れから雨漏りが発生しているわけではなく、ある一定の深さがある箇所から雨漏りがしているようにも思えました。


結局はメンテナンスとしてひび割れ箇所をVカットしてシーリング材を充填、その後に4回に分けて弾性塗料の防水塗装工程を行いました。モルタルの壁の厚さは薄いのでモルタルや補修モルタルを刷り込んでも、また再度近いうちにひび割れを起こすと考えたので今回はシーリング材で充填を行いました。雨漏りは止まり安心な日々を送れています。


この雨漏り事例は②の外壁の劣化③の外壁部材の劣化に当たります。30年もの間、一度もメンテナンスをしないで放置していた分、そのしわ寄せが雨漏りという形になって現れました。いくらメーカーの家だからといって安心して何もしなければ不具合は発生します。