おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。
昨日は良いお天気でした。もう、暑いの域に入ってきましたね。戸畑区の屋根外壁ガイナ断熱塗装工事の現場は、高圧洗浄を行いました。
ビルの谷間の立地ですので、しっかり乾燥させて、来週から塗装に入ります。
さて、本日は断熱についてのお話です。お付き合いください。
断熱工事とは
断熱工事は、建物に断熱材を施工する工事のことです。
断熱材の施工により室内の気密性がアップし、夏の暑さ、冬の寒さ対策に役立ちます。
さらに断熱工事を行うことで気密性が高まり省エネ、結露対策にも効果があります。
断熱工事とは、建物の屋根、壁に断熱材を施工する工事のことです。
断熱材とは空気の層により熱の移動を抑え、熱の伝導を遅らせる材料のことです。
断熱材は空気を多く含んだ素材で、空気の層が多いほど熱の伝わりが遅くなります。
断熱材を建物に施工することで熱が室内に入るのを抑え、暑さ、寒さ対策に役立ちます。
断熱工事には、建物の外壁・天井・床などに断熱材を入れる、または複層ガラスや二重サッシ、断熱ドアなどの断熱建材を使う方法があります。
断熱工事はスポンジテープを窓の隙間に埋め込むなど、DIYで簡単に行うことも可能です。
ただ、本格的に断熱効果を発揮させるのであれば、断熱工事専門業者による断熱工事をする必要があります。
断熱工事の効果やメリット
断熱工事を行うことで室内の気密性が高まり、暑さ寒さ対策、省エネ効果、結露防止などさまざまなメリットを受けることができます。
断熱工事で得られる以下のメリットについて、それぞれ詳しく紹介します。
・夏の暑さ
・冬の寒さ対策
・電気代の節約
・結露防止
夏の暑さ対策
断熱工事により、室内に熱が侵入するのを遅らせ、室内の暑さを防ぐ役割があります。
断熱工事で利用する断熱材には、空気の層を内側に作り出すことによって熱の移動を抑え、熱の伝導を遅らせる効果があります。
たとえば、天井、壁などに断熱工事を行うことで、外からの熱侵入を防ぎ、室温上昇を防ぎます。
冬の寒さ対策
断熱工事を行うことで、室内の室温低下を防ぎ、冬の寒さ対策に効果的です。
断熱工事で利用する断熱材には、熱が外に逃げるのを防ぎ、断熱性能を高める作用があります。
たとえば、壁、床下などに断熱工事を施工することで、室内の暖房の効きが良くなるため、冬は暖かく過ごせるようになります。
電気代の節約
断熱工事を行うことで室内の気密性が高まり、省エネ効果が得られるようになります。
室内の気密化が低いと、天井、壁などの隙間から外気が出入りし、熱効率が悪くなります。
断熱工事により室内が高気密・高断熱となり、室内の空気が外に漏れづらくなり、冷暖房の効きがよくなるので電気代を節約できます。
結露防止
断熱工事により、外気温と内気温の温度差によって発生する結露を防ぐことができます。
さらに、結露が原因で起こるカビの抑制にもつながります。
壁内での結露を防ぐ時には、結露防止の部材である防湿層もあわせて施工します。
なお、断熱材は種類によって結露のしやすさが異なるので、結露防止目的であれば、結露しにくい断熱材を選びましょう。
結露しにくい断熱材は、独立気泡構造で防湿性が他の断熱材より高い発泡プラスチック系の硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォームです。
断熱工事を行う際の注意点
断熱工事が適切に行われていないと、断熱性能の低下を招きます。
断熱性能が低下すると結露、カビが発生する恐れがあるので注意が必要です。
断熱工事を行う際に注意点について、それぞれ紹介します。
・断熱材同士の隙間を作らない
・安心して任せられる業者にお願いする
断熱材同士の隙間を作らない
断熱工事を行う際には、建物と断熱材との間に隙間を作らないことが大切です。
たとえば、断熱工事をした時に、建物と断熱材の間に隙間が出来ると断熱性能が弱まる可能性があります。
また、室内と外の温度差ができると結露が発生する恐れがあるので注意が必要です。
結露発生を防ぐためにも、断熱材は隙間なくスッポリ建物を包み、室内と外の温度差をなくすことが大切です。
安心して任せられる業者にお願いする
断熱工事は、隙間なくしっかり断熱材を施工することで効果を発揮します。断熱工事に失敗しないためにも、安心して任せられる業者を選ぶことは重要なポイントです。
断熱工事の種類
断熱工事の種類は、充填断熱工法、外張断熱工法の2種類があります。
木造住宅では充填断熱、鉄骨造住宅では外張断熱が採用されるケースが多いです。
それぞれの工法について、具体的に紹介します。
・充填断熱工法
・外張断熱工法
充填断熱工法
充填断熱工法とは、壁や柱の内側、構造物の間に断熱材を詰める断熱工法です。
使用する断熱材はグラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなどの繊維系断熱材です。
施工がしやすくコストが低いことから、多くの現場で利用されており、内断熱とも呼ばれています。
外張断熱工法
外張断熱工法とは、建物の外側を断熱材で覆う工法です。
使用する断熱材は、硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォーム、フェノールフォームといったプラスチック系断熱材を板状に加工したものを利用します。
充填断熱工法と比べて手間がかかるため、施工コストが高くなります。
まとめ
断熱工事
断熱工事とは、断熱材を天井、壁、床などに施工する工事のことです。
断熱工事を行うことで断熱性能が高まるので、夏の暑さ、冬の寒さ対策に効果的です。
断熱工事によって室内の気密性がアップし、省エネ、結露対策などの効果も見込めます。
断熱工事は施工コストのかかる外張断熱工法、壁リフォームのように解体が伴うと費用が高額になるので、利用できる補助金や減税対策を利用してコストを抑えましょう。
ただし、断熱工事のデメリットとして、人体が暑さを感じる75%を占める輻射熱を防ぐことができません。
そこで断熱工事と一緒に遮熱工事(壁や屋根などへの遮熱材の施工)をすることで対流熱、伝導熱、輻射熱すべての熱移動を抑えることができ、理想の断熱が実現します。
遮熱工事
遮熱工事とは、日射や機械から発せられる熱「輻射熱」を防ぐ工事のことです。
輻射熱とは、熱の一種で遠赤外線の熱線によって伝わる熱のことで、身近なものでは太陽の熱や赤外線ストーブなどがあります。
この輻射熱は、人体を芯から温める働きを持っているため体感温度に大きく影響します。
遮熱工事を行うことで、輻射熱を防ぎ、室温の上昇を抑え、体感温度を下げることができます。また、冬時期には、室温の低下を抑制し、寒さ対策に効果を発揮します。
具体的には、太陽による輻射熱の影響を受けやすい屋根や壁などに施工します。
遮熱工事に必要な遮熱材の種類
遮熱工事では、遮熱効果のある塗料などを使用します。
そこで、遮熱工事に必要な遮熱材の種類について、紹介します。
遮熱塗料
遮熱塗料とは、輻射熱を反射する効果のある塗料のことです。
遮熱塗料を屋根、壁に塗ることで、日射による輻射熱を反射し、屋根、壁に熱がこもるのを防ぎ、室温上昇を抑制します。
遮熱塗料は均一にムラなく塗ることで効果を最大限発揮するため、職人による塗りムラの差が出ると効果を最大限発揮できない可能性があります。
そのため、遮熱塗料の施工をする場合には、専門の知識や技術力の高い職人が在籍している業者を探す必要があります。
北九州市の外壁塗装なら匠エージェントにお任せください。
株式会社匠エージェントは、北九州市を中心に、外壁塗装・屋根塗装を手がける専門店です。
お客様の住まいを長く美しく守るため、高品質な塗料と熟練の技術でお客様に最適な塗装をご提案いたします。外壁のお悩みがあればお気軽にご相談ください。