手抜き工事にも程がある💢

ただ今、北九州市八幡東区祇園で、他社施工後の雨漏り対応工事を行なっています。


「雨漏りが止まらないので雨漏り診断士の方に見ていただけませんか?」


「前回の雨漏り修理業者が、どんどん追加調査を言ってくるので不安で仕方ありません」


そんな一本の電話相談からでした。


今年6月の雨漏りの際に、インターネットで雨漏り110番を見つけて電話相談、対応した雨漏り修理業者は、不具合があった屋根施工をして帰ったそうです、もちろん有料です。


ですが、台風時に再び雨漏りが発生したため、再度電話をすると、その返答は、


「雨漏り箇所が見えないから天井を取ってみましょう」


だったそうです。


その提案内容から不安になって、匠エージェントに電話相談をした次第です。


N様は女性で、高齢の両親と同居しています。


家のリフォームの事は全て母親に任せていましたが、今回の提案内容に不安を持たれたため、雨漏り修理業者を探していたわけです。





実際に雨漏りが起きている1階の洋室を確認すると、天井に雨漏り具象がありました。


台風時の雨風で漏れたそうで、普段の雨では漏れていないそうです。


整理すると以下のとおりです。


10年前に瓦葺き戻し工事をした→今年6月に施工不良個所の屋根部分を補修した→一時的に雨漏りは止まったが台風時に再度雨漏りが発生した→天井の解体提案を受ける→不安になり匠エージェントにご相談


お客様立場で考えると、雨漏り浸入箇所を特定していないのに、天井を解体するのが不安なのは当たり前のお話です。


弊社で目視検査を行いましたが、雨水浸入箇所に対して100%の確信が持てなかったため、雨の日を再現する散水調査のご提案をさしあげました。


N様は即答で


「特定するために費用がかかっても良いので、きちんと雨漏り散水調査を行ってください」


と言われましたので、後日早い段階で散水調査を行うこととなりました。


散水調査の当日は、目視調査である程度想定した箇所から散水を始めていきました。


当初は思った箇所からの水漏れはなかったのですが、一番疑わしい箇所に散水したところ、間もなく大量の水音が天井裏から確認できたため、散水を終了しました。


それ以上散水しても部屋の中を濡らすことになりますので、天井の水分調査とサーモグラフィカメラで温度変化を確認して、異常を探知して終了としました。


非常にアナログな散水調査ですが、この方法に勝るものはありません。


散水調査を終えて今後の補修施工内容をN様に説明して、後日補修工事を行いました。


一連の調査の中で判明したことは、前回の塗装工事の手抜きです。


塗装工程に入る前に、きちんとひび割れ箇所・脆弱部の補修を行っていないことが雨漏りの要因でした。



写真を見て分かるように、


・サッシ廻りのシーリング材の充填が不十分
・接合部に生じた隙間へのモルタル補修がされていない


以上のお粗末な施工内容でした。


弊社の対応といたしましては、1級建築塗装技能士が管理施工、補修から塗装まで責任施工を行い、防水に強い塗料を塗布して雨漏り対応全行程を終えました。



添付写真の塗料は、アステックペイントの防水塗料:EC-5000PCM-IRです。


遮熱機能に加えて、弾力性能がずば抜けている塗料ですので、ひび割れが起きても塗膜表面がひび割れることがありません。


割れないということは雨漏りリスクが低いということになります。


今回の雨水浸入箇所は樹脂モルタルを充填して、シーリング打ちを行い、完全にひび割れを封鎖しました。


少しの手間ですが、後々の事を責任を持って考えれば、おのずとその施工になるのが普通であり、一般論だと思います。



今回の弊社施工時に、2階の屋根瓦も点検してみました。


すると驚いたことに、「数年前に屋根瓦の施工を終えたばかり」と聞いていたセメント瓦の表面塗膜がなくなっていました。


とても最近、塗装をしたとは思えない状態でした。




数年前に屋根塗装を行った業者は「4回塗りをしたので大丈夫だ!」と言っていたそうです。


とても4回も塗ったとも思えないし、下地処理のケレン作業にも問題があったようです。


塗装前に汚れをきちんと落としていなかったように見えますし、下塗り材の量も正しくなかったのではないでしょうか・・・



どちらにしてもこのような塗装がこの情報社会で行われているのが不思議でなりません。


手抜き工事を目の当たりにした瞬間でした・・・


これではお客様のリフォーム業者への不信感は募るばかりですよね・・・


同じリフォーム会社として情けない気持ちでいっぱいです。


防ごうと思えば防げた雨漏りだったと思います。


少しでもこのブログを読んでいただけると幸いです。


このような事案を防ぐためにも、きちんとした施工写真や材料などを把握しておく必要もありますし、説明も十分に聞いておく必要があります。


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