リフォーム工事のお見積とは?詳細で工事をイメージしていただきます

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おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。


昨日も暖かい日でしたが、何だか遠くの景色が霧がかかった様でハッキリしない様子でした。湿度の高い気象であれば霧でしょうが、どうやら黄砂のようでした。目のかゆみや鼻水などを引き起こす原因となる黄砂ですが、酸性雨緩和作用があることと、海洋の栄養源となるという良い点もあるそうです。意外でしたが、何事にも良い点、悪い点あるものだなぁ、と思った次第でした。


本日はリフォーム工事のお見積もり内容について、少し詳しくお話しさせていただこうと思います。お付き合いください。

お見積依頼までの流れ


皆様が塗装工事や屋根工事、防水工事や雨漏り工事といった、いわゆる外装リフォームを検討された場合、まずは今の時代、インターネットで検索されるのではないでしょうか?


弊社で言えば、「北九州市小倉 塗装工事」「北九州 外装リフォーム」と言った具合にです。そこで何社かお見積もりの依頼をされるか、気に入った担当窓口であれば、即現地調査と言った感じになると思います。


電話口でお見積は出せるのか


建築の場合、電化製品や車と違って、すぐにはお見積もりを出せないようになっています。出さないではなくて出せないんですよね。電話でお伺いするリフォーム情報には限度があります。


施主様がリフォーム店に伝える情報は、何のリフォームか大きさはどれくらいかだと思います。ですが、それだけではお見積もりは出来ません。


建築の世界では、特に細かいところまで拾い出すお見積もりなので、実際に現場を確認してみないと出ない箇所はたくさんあるのが現状です。どんな形状のお部屋なのか、現在はどのような部材で出来ているのか、梁はどのようになっているのか、、、拝見しないと分からないことは多くあります。


時には2~3回、足を運んで再調査もよくあることです。もっと厳しいお見積もりを作成する場合は、施工者調査も出てくるケースもあるほどです。


平米いくらかも出せないのか


「大体で・・・」「平米いくらか教えてほしい」

よく電話口で言っていただくお言葉です。先ほどお伝えしたように、その大体が出せないんです。同じように平米でいくらかもお答えできません。


ただ数社お見積もりをとられるのに、大体では比較検討も出来ないと思います。もし本当に大体で良いのなら、それこそはネット検索が一番早いかと思います。


今の時代、ネットだけで概算完結できるサイトもあります。概算をつかむのであればもってこいの存在だと思います。

例題:塗装工事


今回は塗装工事のお見積もり内容についてお話しさせていただきます。お見積もり項目の中でまず見ていただきたいのが数量です。

きちんと㎡やm、箇所や個で記載されているかです。


ほとんどのお見積もり内容が一式工事であれば、どこまでどの部分まで含まれているか分かりませんね。たしかに一式で出さなければならないお見積もりもあります。少数㎡工事の場合などです。

ここではそこまで詳しくお話しできませんが、必ず数量をご覧ください。


そして次に見ていただきたいのが、備考欄や仕様欄に、材料名やメーカー名、そして材料費なのか材料工賃共(材工共)なのかを確認することです。


お見積もりの根拠はそこからなので、詳しく記載されていないと不安ですね。


弊社では一目で分かるように詳しく記載させていただき、可能であれば、材料の添付資料、パンフレットや施工方法写真などを提供させていただいています。提出させていただいた資料と見比べていただくことで、皆様にイメージしていただきやすいのではないかと思います。


そして大体最後に記載されているのが諸費用だと思います。弊社も細かく現場管理維持諸経費と記載しています。


諸経費の内訳をお伝えします。諸経費の内訳は、現場経費と一般管理費に分かれており、会社が得る利益も含まれています。


一般管理費とは、工事の進行をサポートしたり会社を運営・維持管理したりするために必要な経費です。


現場経費(現場管理費)とは、工事の完成にあたって現場で必要となる経費です。工事現場を運営する費用としては、通信費や事務用品費、工事に関連する写真代、車両・機械の燃料代などが主に該当します。工事契約書や印紙代・工事に関連して行政機関に支払う手数料、工事現場ごとに発生する現場経費に含まれます。


その他、近隣住民への騒音・振動などに対する補償金も現場経費から支払います。諸経費の比率は工事の種類や規模によって異なりますが、直接工事費の10~15%前後が目安といわれています。


会社の経営方針に応じて諸経費の比率は自由に設定できますが、弊社では5%~10%が一番多い幅だと思います。


そして最後に大切な項目があります、それはお支払い条件です。

工事の前に払うのか、あとで全額払うのか?・・・会社によって様々ですが、弊社では有料雨漏り調査費を除いて、契約時に50%、竣工事に50%いただくようにしています。


「え?工事が終わって全額じゃないの?」


そう思われるかもしれませんが、長い工事だと半月以上あるいは一ヶ月以上かかるケースもあります。その間にも材料費などと一緒に必要経費がかかりますし、働いている職人の給料も発生します。

大きい工事=日数がかかる工事そう考えていただくと分かりやすいとは思います。


まとめ


お見積は電話ではお答えできません。お見積には現地調査が欠かせないものとなりますので、ご協力をお願いいたします。匠エージェントでは、詳細にお見積させていただきますので、お見積り項目が理解できましたらご家族で検討をお願いします。


逆にご不安が残るのであれば、担当者に質問するのが一番の近道です。担当者の対応が良かったかどうかで、ある程度の判断が出来るのではないでしょうか?曖昧に応えたり、契約を急がすようであれば、疑問を持ちましょう。


私は常々思いますが、建築というのは、信頼関係で成り立つと考えています。


「やってやる、やらせてやる」

では、最初からうまくいくはずもありません。


「良い仕事、満足のリフォームは施主様、請負会社がお互いに協力して成り立つ」・・・常々そう思っています。


匠エージェントがお客様の住みやすい住空間の実現のパートナーとなれますよう、これからも研鑽を積んでいきます。よろしくお願いいたします!






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