リフォーム工事のお見積もり内容とは?

リフォーム工事のお見積もり内容について、少し詳しくお話しさせていただきます。


皆様が塗装工事や屋根工事、防水工事や雨漏り工事といった、いわゆる外装リフォームを検討された場合、まずは今の時代、インターネットで検索されるのではないでしょうか?


弊社で言えば、「北九州市小倉 塗装工事」「北九州 外装リフォーム」と言った具合にです。


そこで何社かお見積もりの依頼をされるか、気に入った担当窓口であれば、即現地調査と言った感じになると思います。


建築の場合、電化製品や車と違って、すぐにはお見積もりを出せないようになっています。


出さないではなくて出せないんですよね。


電話でお伺いするリフォーム情報には限度があります。


施主様が伝える情報は、せいぜい何のリフォームか大きさはどれくらいかだと思います。


それだけではお見積もりは出来ません。


建築の世界では、特に細かいところまで拾い出すお見積もりなので、実際に現場を確認してみないと出ない箇所はたくさんあります。


時には2~3回、足を運んで再調査もよくあることです。もっと厳しいお見積もりを作成する場合は、施工者調査も出てくるケースもあるほどです。


「大体で・・・」


だからこそ、その大体が出せないんです。


ただ数社お見積もりをとられるのに大体では比較検討も出来ないと思います。


もし本当に大体で良いのなら、それこそネット検索が一番早いかと思います。


今の時代、ネットだけで概算完結できるサイトもあります。概算をつかむのであればもってこいの存在だと思います。


今回は塗装工事のお見積もり内容についてお話しさせていただきます。


お見積もり項目の中でまず見ていただきたいのが数量です。


きちんと㎡やm、箇所や個で記載されているかです。


ほとんどのお見積もり内容が一式工事であれば、どこまでどの部分まで含まれているか分かりませんよね・・・


たしかに一式で出さなければならないお見積もりもあります。


少数㎡工事の場合とかです。


ここではそこまで詳しくお話しできませんが、必ず数量をご覧ください。


そして次に見ていただきたいのが、備考欄や仕様欄に、材料名やメーカー名、そして材料費なのか材料工賃共(材工共)なのかを確認することです。


お見積もりの根拠はそこからなので、詳しく記載されていないと不安ですよね・・・


弊社では分かるように詳しく記載させていただき、可能であれば、材料の添付資料や施工方法写真などを提供させていただいています。


提出させていただいた資料と見比べていただくことで、皆様の頭の中にも入りやすいのではないかと思います。


そして大体最後に記載されているのが諸費用だと思います。


弊社も細かく現場管理維持諸経費と記載しています。


諸経費の内訳をお伝えします。


諸経費の内訳は、現場経費と一般管理費に分かれており、会社が得る利益も含まれています。


一般管理費とは、工事の進行をサポートしたり会社を運営・維持管理したりするために必要な経費です。


現場経費(現場管理費)とは、工事の完成にあたって現場で必要となる経費です。工事現場を運営する費用としては、通信費や事務用品費、工事に関連する写真代、車両・機械の燃料代などが主に該当します。工事契約書や印紙代・工事に関連して行政機関に支払う手数料、工事現場ごとに発生する現場経費に含まれます。


その他、近隣住民への騒音・振動などに対する補償金も現場経費から支払います。


諸経費の比率は工事の種類や規模によって異なりますが、直接工事費の10~15%前後が目安といわれています。


会社の経営方針に応じて諸経費の比率は自由に設定できますが、弊社では5%~10%が一番多い幅だと思います。


そして最後に大切な項目があります、それはお支払い条件です。


工事の前に払うのか、あとで全額払うのか?・・・


会社によって様々ですが、弊社では有料雨漏り調査費を除いて、契約時に50%、竣工事に50%いただくようにしています。


「え?工事が終わって全額じゃないの?」


そう思われるかもしれませんが、長い工事だと半月以上あるいは一ヶ月以上かかるケースもあります。


その間にも材料費などと一緒に必要経費がかかりますし、働いている職人の給料も発生します。


大きい工事=日数がかかる工事


そう考えていただくと分かりやすいとは思います。


最後に


お見積り項目が理解できましたらご家族で検討しましょう。


逆にご不安が残るのであれば、担当者に質問するのが一番の近道です。


そこの対応が良かったかで、ある程度の判断が出来るのではないでしょうか?


曖昧に応えたり、契約を急がすようであれば、疑問を持ちましょう。


私は常々思いますが、建築というのは、信頼関係で成り立つと考えています。


「やってやる、やらせてやる」


では、最初からうまくいくはずもありません。


「良いものは協力して成り立つ」


常々そう思います。