おはようございます。北九州の外装リフォーム専門店(外壁塗装・断熱塗装・屋根工事・防水工事・雨漏り)『(株)匠エージェント』の店長 梶川です。
昨日は八幡東区へ屋根診断のため赴きました。一級かわらぶき技能士、雨漏り診断士も一緒です。
実際に屋根に上がり、しっかりと点検させて頂きました。いえ、いえ、屋根に上がったのは私ではありません。実は私、このようなお仕事をさせて頂いてますが、高所恐怖症です💦
屋根の上、瓦の状態などはお客様のLINEに送らせて頂き、状況を説明させて頂きました。LINEにて即共有、便利な時代になりましたね。
さて、本日はサイディング外壁のお話です。お付き合いください。
サイディング外壁のメンテナンスは?
サイディング外壁のメンテナンスは基本的にシーリングの交換(場合によっては部分的な補修)と、外壁塗装です。
しかしながら、注意しなくてはいけないのは、塗装することが懸念されるサイディング外壁があるということです。
どんなサイディング外壁が、塗装するのが懸念されるのか
それは(直貼り工法のサイディング外壁)です。
『直貼り工法』とは、住宅の構造用合板に透湿性の防水シートを貼り、その上から直接、サイディング外壁を貼り付けていく施工法です。
防水シートの上から直貼りしているだけですので、工数が少なくて済みます。工期やコスト面でメリットが多いと注目されていました。
もともと一般的な工法で、以前は多くの建物に用いられてきました。 しかし、直貼り工法は内部に水分や湿気が入ると逃げ道がないので、湿気が溜まりやすいというデメリットがあります。
そのため、現在ではこの工法でサイディングを貼ることは禁止されています。
直張り工法が禁止になったのは、2000年の5月です。 法律は住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で規定されました。
ということは、築24年以上経過しているサイディング外壁の場合は、要注意ですね。
また、禁止されて以降の築年数でも、直貼り工法のサイディング外壁の住宅を見かけることがあります。
ご心配があられば、専門家の診断を受けてみてください。
直貼り工法のサイディングは何故塗装が懸念されるのか
直貼りサイディングの外壁は、結露などにより、サイディングの内部に湿気が溜まりやすくなります。
そのため、外壁塗装してしまうとサイディング内部に閉じ込められてしまった水分が外に出ようとして、塗装の塗膜を剥がしてしまったり、膨れが出てしまう場合があるのです。
そのため、匠エージェントでは直貼り工法のサイディングに、外壁塗装することをお勧めしていません。
リフォーム店の中には、透湿性の高い塗料で塗装を勧める会社もあるかも知れません。
その場合も、そう言ったリスクがあることをわかった上での話なのか、尋ねてみるのが良いかと思います。
では、直貼り工法のサイディングにはどんなメンテナンスが良いのか
それは、外壁サイディングの貼り替えか、カバー工法です。
貼り替えは、現在の直貼り工法のサイディングを撤去し、新たな外壁材を貼っていく工事となります。
現在の直貼り工法のサイディングの上から、金属系のサイディングを貼っていくのが、外壁のカバー工法です。
塗装でメンテナンス出来るサイディングとは?
それは、現在使われている外壁通気工法のサイディングです。
外壁通気工法とは、木造住宅の外壁において、サイディングなどの外装材と下地の間に連続した通気層を設ける構造方式のことです。
北海道などの寒冷地で、外壁内結露による凍害が多発していました。 その対策として、壁内の湿気を外部へ逃がす通路として通気層を設けたのが、通気工法の始まりとされています。
直貼り工法、通気工法どうやって、見分けたら良いのか
両工法の見分け方は築年数、水切りと外壁の間の状態など、いくつかありますが、リフォーム専門のプロに見てもらうことが、1番だと思います。
実際に見分けにくい案件も、存在します。
まとめ
サイディング外壁のメンテナンスは、サイディングの貼り方によって違います。
直貼り工法のサイディングの場合は、塗装することで塗膜の剥がれや、膨れが生じる場合があります。そのため、慎重に考えなくてはなりません。
通気工法のサイディングの場合は、外壁塗装とシーリング打ち替えが主なメンテナンスになります。
信頼出来るリフォーム店に診断を依頼して、適切なリフォームの提案を受けるようにしましょう。
北九州市の外壁塗装なら匠エージェントにお任せください。
株式会社匠エージェントは、北九州市を中心に、外壁塗装・屋根塗装を手がける専門店です。
お客様の住まいを長く美しく守るため、高品質な塗料と熟練の技術でお客様に最適な塗装をご提案いたします。外壁のお悩みがあればお気軽にご相談ください。